自己紹介2の記事でもちょっとだけ触れた事なんですが、私が音楽をやるようになった本当にそもそものきっかけというのは、うちの父の存在でした。
ほんっとーーーに自分の親の事を良く言うようでなんなのですが…😅、父は大変音感の優れている人です。
歌はとても上手くリズム感も良く、ピッチの違いもすぐにわかる、正確なハモリを瞬時につける事が出来る、チューナーなしでも楽器のチューニングを正確に出来るetc…
それこそ私が子供の頃なんて、それを当たり前に普段から見て聴いて育っているので特別何も思っておらず…
大人になって、音楽経験も色々と積んできた今振り返ってみると、父はやっぱりすごいのかもしれない…と思います。
そんな生活を子供の頃から当たり前にしているので、私も耳がかなり神経質です😅
1centのズレくらいなら聴覚だけでもすぐにわかるくらいには…
父はピッチの違いにはとても敏感で厳しく、何かを歌っていたり、楽器を鳴らしていたりしてちょっとでもズレがあるとすぐに直されましたね😅
何が違うの?と思うくらいの微々たるズレでも指摘されていたので、嫌でも私の耳は神経質になってしまう運命にあったのかもしれません💦
また、歌番組などを見ていて歌手の人が歌っていると、父はその歌に勝手にハモリを入れて遊んでいました🤣
特に原曲にハモリなんてないような部分でも自分で勝手に作って歌ってしまうんですよね。
それを子供の頃から私はずっと聴いて育ってきたからか、自分も父と同じ事が普通に出来る子でした。
というか「ハモリをすぐにつける事が出来る」って、誰もが普通に出来る事なのだと本気で思い込んで過ごしていました😅
ちょっとそれが特別な能力である事を知ったのは、おそらく中学時代だったと思います(遅💦)
合唱コンクールの練習があってパート分けをしなければなりませんでした。女子にも変声期があるらしく、私は中1の頃とても発声の調子が悪くなって高い声が出なくなってしまったので、アルトパートにしてもらいました。
アルトは主にハモリが多く、他のアルトパートの子達が「ソプラノにつられる!」と言って苦戦している姿を見て、「えっ?」と思ったのが気づきのきっかけだったと記憶しています😅
私は例の育ちのせいで、ソプラノにつられるという感覚がなかったので…
今まで書いてきた事、普通に聴くとどんだけ自分の能力を自慢したいの?と言われてしまいそうな内容だとは思うんですが…全くそういうつもりで書いているわけではなく。
これが「ごく普通」という環境で育ってしまった、ちょっと変わったおかしな感覚を持った人物だと思って頂ければ😅
実際、こんな事が出来るからと特に生活の中で役立つような事も何もありません笑
ただ、高校時代の吹奏楽部だったりアカペラグループでの活動には、この感覚がとても役に立ちました。
特に吹奏楽部では、先生からピッチの指摘を受けた事は3年間で一度もありませんでした(指摘が入る前に自分で勝手にチューニング管を調整していたので)
音楽系の事を趣味にしようと思えた事で、この謎に生まれ持ってしまった感覚を生かす事が出来たのでそれはそれでよかったと思っています😅
今現在は吹奏楽からもアカペラからも離れてしまい、この感覚を生かせる場が特にないので、もしかするとちょっと鈍っているかもしれません。
せいぜいボカロ曲を作る時にピッチを手作業で合わせる事くらいでしょうか…とは言っても微調整の世界であって大まかにはもう正しい音程が決まっていますから、著しいズレじゃなければ許容範囲なのかなと…多少ならピッチが揺れている方が臨場感が生まれる場合もありますしね。
そんなこんなで、つまり何が言いたいのかと言うと…
お父さん凄いね!って話です🤣
父はもう高齢になりましたが、今でも元気にしています。
お陰で私の音楽ライフに彩りや充実感が生まれる事となりましたので、父のもとに生まれてよかったなぁと心から思います😊
あとは、歌の上手さがもっと遺伝してくれてたらよかったのになぁと思います😅
歌活動を長年してきていますが、私は決して歌が上手い人ではないので…(ネット投稿は修行として始めたくらいだし)
父のように、何かもっと「おっ!」と思えるものが持てていたら良かったなぁと…
自分でも認めてあげられる、何かちょっとした魅力のようなものを見出したいなとは今でも思います…もう無理かもしれませんけどね😓