Blue Sky Music

制作した音楽作品のご紹介やら雑談やら

コンプレックスだった声の話

子供の頃からいくつかのコンプレックスがありました。

低身長で体が小さい事、前の記事にも書いたけどブサイクな事🤣🤣

童顔な事(子供時代や若い頃は年相応に見られずにいくつも面倒な思いをしてきました)

 

そして、「声」もその一つでした。

 

 

 

多分小学校低学年くらいの頃だったと思いますが、私は自分の声が嫌いである事に気づきました。

全然女子らしくなくて、かと言って男子の声みたいという訳でもなくて、性別不明のような中途半端な感じが、なんというか人間っぽくなくてとても気持ち悪いと思っていました😅

 

そんな私が、よりにもよって、歌う事を趣味とする(しかも発信する)未来が来るとは思いもせず…

 

人生の中で初めての声を使う趣味が「アカペラ」でした。

ただアカペラでは、私はベースや低い方のコーラスを担当していたので、あまり目立つ感じではなく。

こんな声だけど歌は大好きだし、リードを支える重要な役割という立場でいられる事には、私自身喜びを感じていました。

ですが、私以外のメンバーはリードを取る事が出来た為、曲によってパートチェンジをしリードを入れ替えていました。私だけがベースまたはコーラス固定という立ち位置でした。

 

アカペラを始めて少ししてから開始したのが、ネット上での歌活動。

所謂「歌ってみた」です。

これは以前の記事にも書きましたが、アカペラの活動の幅を広げて行く為に私が個人的にやり始めた“修行”のようなものでした。

正直、自分のこのコンプレックスの塊である「声」をネット上に晒すという事は、決して好ましい行為ではなかったのが事実です。

ただ、私は当時アカペラグループでもっと活動に貢献したいと言う気持ちを強く持っていました。私もリードを取る事が出来るようになれば、グループはさらに様々な事にチャレンジできる可能性が広がると信じていたので(じゃあネットじゃなくてボイトレ行けよという話なんですが🤣)

 

そんな活動を続けて行く中で出会った、後に私が組む事となるユニットSky Blueのメンバー・龍徹さんという音楽家の男性。

龍徹さんから「パッチさんの歌声が好き」という事を言われ、それまでに感じたことのないあまりにも不思議過ぎる感覚を抱いた事をはっきりと覚えています。

初めてそう言われた時には、嬉しさもありましたが正直な所戸惑いの方が大きかったのが事実です。

「なんで!?」と😅

声を「好き」と誰かに言われたのは、紛れもなく人生の中で初めての出来事でした。

 

その後さらに別の作曲家の方からも「ボーカルをやってほしい」と声をかけて頂いたり、また聞き手専門という方からも本当に有難い事に「あなたのファンです」「パッチさんが歌っている◯◯という曲のMP3が欲しい」などと声をかけて頂いたりした事も何度かあって。

 

私自身は嫌いだった自分のこの声を「好き」「良い」と言って下さる方がまさかいらっしゃるなんて…と、信じられない気持ち・不思議な気持ちの連続で…

こんなおかしな声でもそんなふうに思ってもらえるのか…と、少しずつ、自分の声に対しての見方が私の中で変わり始めていく事となりました。

 

 

声にコンプレックスのある人は、話し方、発声の仕方を意識する事でカバーできると以前に何かで読んだ事があります。

いつからだったか私は、普段からの生活の中でそれを意識する事を心がけるようになっていきました。

 

言葉ははっきりと言い、声に意思を持たせる事。私は自分なりに、これを普段から継続していくようにしようと決めました。

多少自信のない事を話す時にも(例えば自己紹介とか、会議での発言とか)言葉をはっきりと発音する意識をちょっと持つと、自分の気持ちがセルフで勇気づけられるようなそれこそ不思議な感覚を覚えたりします🤣

 

声色は生まれ持ったものなのでどうにもならないけれど、このような意識を持った事で周りからの反応も変わりました。

「ハキハキと話してくれるので聞きやすい」

「いい声ですね」

などと言って頂けるようになって…

 

私自身は、自分の声そのものを今でも好きにはなれていないのですが、少しでもコンプレックスをカバーしていく為に自分が実行してきた事は間違いじゃなかったなと強く思っています😊

 

そのお陰なのか無意識に鍛えられていたのか、自分では全くわからないのですが、普段普通にしゃべっている時の声量がかなり大きいらしく💦

友人からは「声がでかいからどこにいてもすぐわかる」と言われるし、

旦那さんからは「なんでいつもそんな全力でしゃべんの?」と言われるし、

子供からも「ママうるさい」と言われます🤣🤣🤣

普通にしゃべってるだけなのに…😱

良かったんだか悪かったんだか、そこの部分についてはよくわかりません💦まぁ、ボソボソしゃべって聞こえないよりはいいんでしょうか…

 

 

しゃべり方の話になってしまいましたが、

 

これまでに多数の方(たいした数ではないのかもしれませんが私にとっては、本当に多数と感じます)から頂いてきた「好き」「良い」というメッセージ達のお陰で、自分の声がどのように聞こえているのか、どう受け止められているのかを知る事が出来…

また、本当に少しだけではありますが、自信のようなものに繋がって行った事も事実です。

 

ちなみに、身近な人達からはよく「コナンの声に似てる」と言われていました😅

コナン君に失礼なんですけど🤣

私には全くの予想外で、自分で思った事も一度もなかったのでびっくりでした。

コナン君の声優さんの高山みなみさんは、私も子供の頃から大好きで、ずっと素敵な声だなぁと思いながら育ちましたから…まさか自分では似てるなんて思った事があるはずもなく。

 

要するに、私は少年声なのだそうです(それこそ多数の方からのご意見ですね😅)

コナン君(=高山さん)に似ていると言われる事に悪い気は全くしませんが、私自身が少年声というものに対して憧れが特になくて…

嫌だなぁとは思わないんですが、特別嬉しいと言う気持ちでもないというのが正直な本音です😅なんか、感じ悪いと思われてしまうかもしれないんですが💦

もう少し女性らしい声に憧れますね。

 

とは言っても死ぬまでのお付き合いとなる大切なものなので、ネガティブな思いを抱かずに、さらにまた意識を高めていきたいと思います👍