公開しました😊
こちらのブログ開設後、初のSky Blue動画になります。
【Sky Blue】
私が所属していた、ネット上限定の音楽ユニットです。
龍徹(composer)/パッチ(vocal)
「さよならなんて言えないよ」
作詞:誠
作曲・編曲:龍徹
この曲は、2009年に発表された私達Sky Blue(SB)の第1作目、デビュー作という事になります。
龍徹さんから「ボーカルを入れて欲しい」と最初にメッセージを頂いた、全ての始まりの曲がこれでした。
世間はそろそろ卒業シーズンなので、卒業ソングであるこの曲をご紹介しようと思い、この動画を制作しました。
SBにはいくつか卒業ソングがありますが、その中でもこの曲は個人的には「誰もいない静かな校舎」というイメージがあります。
卒業式が終わり、生徒も先生も去って、たくさんの思い出達だけが残る、誰もいない校舎。
そんなイメージです。
作者である龍徹さんの意図しているものとはもしかしたら異なるのかもわかりませんが、私は初めて聴いた時からそういうイメージを持っていました。
なので、今回私が作成した動画には、これまでのようなSBの人物イラストをあえてほとんど使用していません。
中途半端にせず、全てを無人にした方がスマートだったかもしれませんね😅
動画説明欄にもありますが、この動画には2009年当時の音源をそのまま使用しています。
当時、私はまさに歌の活動をやり始めた駆け出しの頃。
龍徹さんは既に音楽活動をされていましたが、使用されている音色などからも制作の環境が今現在とは全く違う事がわかります。
私にとって、人生で初めてのオリジナル曲だった「さよならなんて言えないよ」
この世で他の誰も歌っていない曲をどう歌ったら良いのか全くわからなくて、全てが手探り状態でした。
心を込めたつもりである事は事実ですが、この時の自分の歌声からは戸惑いと緊張の方が強く感じられます💦
以前の記事でピッチがどうのとか散々言ってきたくせにこの曲は全編通してピッチはメチャクチャ、声の揺れはビブラートではなく単純に緊張で震えているだけ。
「歌っている」というよりは「歌に振り回されている」感じです😅
良く言えば、初々しく、
悪く言えば、痛々しいですね😱
過小評価でも謙遜でもなくて、現実をそのまま述べているだけです。
ただ、こんなに言ってもあえて当時の音源をそのまま使用したのは、ちゃんとした意味があっての事です。
私自身が、当時初めてユニットとして作り上げた最初の作品の形を変えたくなかったからです。
リアレンジはいくらでもできますが、当時の思いはそのサウンドの中にしか生きていないものなので…
それを変えてまで「もっと良い形」に仕上げたいとは、私はどうしても思えませんでした。
どんなに歌唱レベルが低くても、サウンドが古いままのものだとしても、これがあの時の私達にとっての完成形なんですよね。
聴く側にとっては、わからない、どうでも良い部分の話にはなってしまうと思うのですが…
つまらない拘りなのかもしれませんが、プレイヤーの立場として、制作者側のその時の思いは絶対に大事にしたい!って私は思います。
当時この曲への反応は私個人の想像していたものよりも遥かに良くて、アクセスも多く、たくさんの方から「良かった」と言って頂く事ができました。
全ては龍徹さんの作られたサウンドのお陰、音楽の力、そして詩に込められた思いによるものだと今でも私は強く思っています。
誰もの心にスッと入り込み、響き渡る曲を作れる事、本当に尊敬します。
SBというユニットのスタートとして、大成功だったと言っても良いのではないかと私は思っています(自分の歌声の出来については置いておくとして、ですが😅)
それにしても、2009年って事は今から15年も前なんですね。
私にとっては、この曲を歌った時の事は割とこの前のような気さえするんですが💦
15年も前とあって歌声もやっぱりかなり若く、技術はアレですが、若さ故のハリがまだ感じられる声だなと思いました。
人の声も年を重ねるとどんどん変わっていくものなのだなぁと、こういう趣味を持っているからこそ強く実感しますね😅
自分がまだ若かった頃の歌声をこうしていくつも残しておけた事は、単純に良かったなぁと思っていたりします。生き生きと好きな事を楽しんでいた時のリアルな歌声は、写真やムービーなんかとはちょっと違った特別な形の思い出になると思うので。
この「さよならなんて言えないよ」は、とある小学校さんの卒業式でも合唱として歌って頂いた事がありました。
あの時の卒業生さん達はお元気にされているだろうかと、たまに思い出す事があります(私は特に面識とかはないんですけど😅)
世間はこれから卒業シーズン本番ですね。
学生と言う時間は人生の中でもとても特別なもの。
今年卒業される皆さんが、最後の一瞬まで是非楽しい学校生活を送られますように。