今週のお題「ほろ苦い思い出」
またこういうブログの趣旨と関係ない事をすると、読者さんが離れて行きそうですね…😅
そろそろネタも尽きてきた感があるので、たまには参加してみます😁
ほろ苦いのかどうかはわかりませんが…
バレンタインと言う事で、若かりし頃の初恋のお話でも。誰が聞きたいんでしょうねそんなの🤣
最初はほろ苦くないと思うけど、結果的にはほろ苦く、またちょっと予想外なオチもあるお話です(ちなみにバレンタイン関係ありません😅)
私は元々、恋愛事にはあまり興味のない人でした。
それなら趣味をやっている方がずっと楽しい!というタイプ。
そんな私が、初めて自分から人を好きになったのが中3の頃。
お相手の事は仮でS君と呼びます。
S君は同級生とかではなく、実は3つ年上。
ざっくりと言いますが、趣味のサークル的な場で知り合った人でした。
恋愛事に無関心だった私が何故S君を好きになったかというと、サークル活動の時に毎回さりげなく私の事を気にかけてくれる彼の優しさに惹かれた事がきっかけでした。
その趣味サークルは、フルメンバーだと10人前後くらいいたと思いますが、実は私以外の人は全員男性でした。しかも、全員年上。
最年少な上に女子1人という事で、S君はおそらく私が楽しく過ごせるように気遣ってくれていたのかなと思います。
ある時からS君は、集まりの帰りに私を家まで送ってくれるようになりました。彼の家は、私の家とは反対方向で距離もかなりあるのに。
申し訳ないと思いつつも、少しでも長く彼と過ごせる事が嬉しくて、家までの道のりを彼の隣でウキウキ気分で歩いていた事を思い出します🤣🤣
そしてある日の帰り道、家に着く直前に告白をされました。
まっすぐな彼の言葉がとても嬉しく、私もずっと好きだったという事を伝えました。
そうして私達はお付き合いをする事に。
人生で初めて自分から好きになった人と両思いになれた事、本当にラッキーだったと思っています。
おそらく、そういう人ってなかなかいないですよね…?よくわからないけれど💦
S君は3つ年上と言う事で当時高3でした。
お付き合いを始めたのは、確か10月くらいの事。
私は翌年高校受験を控えており、S君は春から札幌の学校に進学する事に。
でも、私はそこまで環境の変化については気にしておらず、お互いが好きでいられるなら今後もお付き合いは続けて行けると思っていました。
12月には人生で初めて男性と過ごすクリスマスを経験しましたが、今でも覚えているS君からのプレゼントは、彼がずっと愛用していたという「ミュータントタートルズ」のミケランジェロのキーホルダー。
今振り返ると、なんてかわいいプレゼントなんだろう…!と微笑ましいです😂
それプラス、S君が使っていたという受験のお守りもくれました。
どちらも彼の愛用品という事で、新たに買うものにはない特別さがあって心から嬉しかった事を覚えています。
その日から私はミケランジェロとお守りを肌身離さず持ち歩くようになりました。
S君は進学に向けてバイトを始め、私は受験勉強で忙しくなり、クリスマス後からはなかなか会えなくなっていきました。
当時はまだ携帯電話も普及しておらず、連絡といえば家の固定電話。
時々彼から電話が来てはいたのですが、それも次第に少なくなり…
サークル活動も、メンバーが大体みんなS君と同じ高3の人が多く、集まりもだんだんとなくなっていきました。
ある時共通の友人から、
「Sのバイト先に行ってきたよ。久々に会ったけど、髪とヒゲが伸びて別人みたいになってて、かなり疲れてる様子だったよ」
と、彼の今の様子を聞きました。
連絡を取りたかったけれど、忙しい中に電話をするのも気が引けた事と、自分も大切な時期に入っていたので、結局何も出来ず…
そして、私の高校受験日のちょっと前だったと思いますが、S君から久しぶりに連絡がありました。
「レコーディングエンジニアの勉強をする為に、札幌に引っ越すよ。遠距離になってしまうので、別れよう」
という内容でした。
私は正直嫌だったのですが、なかなか会えずに寂しい思いをお互いにするよりはそれぞれの場所で新たに良い人を見つけよう、という話をされ、最終的には私も同意しました。
それは彼なりの優しさだったと今ならわかりますが、先を見据えられる力のなかった当時の未熟な私には、悲しさしか残りませんでした。
ただ、彼の夢は応援したいと思い、気持ちをグッと抑えて引き下がりました。
その後私は高校に入学し、このブログでも何度か書いてきた吹奏楽部に入部する事に。
部活に打ち込む日々が始まり、次第にS君への思いもだんだんと薄れていきました。というか、必死過ぎてそれどころじゃなくなっていきましたね💦
驚くほどすんなりと、また元の恋愛事に興味のない私に戻っていました。
S君とのお付き合いの期間、私にとって人生初の本気の恋愛の時間は、約4ヶ月間でした。
今振り返ると信じられない程短いんですけど、もっと長く感じる濃い時間だったように思います。
今になっても、あの4ヶ月間は特別で大切な時間だったなと感じます。
短い間でも、特に何の魅力もない私なんかを好きになってくれたS君には本当に今でも感謝しています。
そしてこの話には、後日談があります。
私は高校を卒業した後、映像制作の勉強をする為に札幌の専門学校に進学しました。
入学した年の夏頃だったと思いますが、入学希望者対象の学校のパンフレットを目にする機会がありまして。
その中には、業界に就職した先輩達の写真がたくさん載っていたのですが…
その中に1人、見覚えのある人が。
なんと、S君でした😳
「レコーディングエンジニアになる」と言って札幌に引っ越して行った彼は、なんと私と同じ専門学校に進学していたそうです。
学科は4つあり、私は映像学科でしたが、彼は音響学科。
学科は違えど、知らないうちに私はS君の後輩になっていたようでした😅
ここに来るために私と別れたのか…………とは別に思いませんでしたが🤣、それよりもむしろ、不思議な縁を感じてしまいました。
おそらく彼は、私が同じ専門学校に入った事は知らないと思います。
しかも、専門学校卒業後の話になりますが、音響学科にいた友人が、仕事先でS君と一時一緒に働いていたという話を聞いて、またビックリでした😲
一緒だったと言う時期にそのことを知っていたら、もしかすると友人伝いにS君とコンタクトが取れたのかもしれませんね。まぁ取ったからといって特に何もないんですけど😅
「世間は狭い」を実感した出来事でした。
今回は、趣旨と関係ない上にとっても長くてしょうもない他人の初恋のお話でした。
「バレンタインスペシャル」だったとでも思ってもらって、大目に見て頂ければと思います🤣🤣🤣
最後に余談ですが、ミケランジェロは実は今も持っています😁ヘタしたらドン引きされるかもしれませんが。
未練とかじゃなくて、誰かが一度は心を込めてプレゼントしてくれたものを捨てる理由がないからですね。
変な意味じゃなく、私にとって、人生の中の大切なものの一つです。